お気に入りの服を着て、女装する時間って幸せですよね。

鏡に映った可愛い恰好をした自分の男の娘姿に、ウキウキとテンションが上がって満たされた気持ちになります!
でもそんな時に、「男の娘は気持ち悪い」という言葉が耳に届いてしまうことも……。
街中ですれ違いざまに「気持ちわるっ!」と呟かれたり、SNS等のネット世界で「キモッ!」と言われたりするのは日常茶飯事。ボクも何度も言われたことがあります。
あざ笑うかのような冷たい視線を浴びたこともあります。
男の娘にとっては、心に突き刺さるナイフのよう。
「嫌い!」「気持ち悪い!」という心無い言葉に、男の娘をやめてしまいそうになる人もいるかもしれません。
だけど、自分の幸せな時間を、他人の言葉で無くしてしまうのはもったいないです。
僕は女装趣味をやめません。あなたにもやめてほしくありません。
今回の記事では、「男の娘は気持ち悪い」と言われてしまった時に思い出してほしい、あなたを守る考え方について書いていきたいと思います。



読むと心が楽になると思いますよ!
どうして男の娘は気持ち悪いのか?
そもそも、誰もがみんな、女装している男を気持ち悪いと思うのでしょうか?
決してそんなことはないですよね。
ボクの親友ともいえるぐらい仲のいい友達は、女装しているボクを可愛いと褒めてくれます。
SNSなんかで人気の男の娘も、称賛のコメントがたくさん書かれていることも少なくないですよね。
女装に対する反応は、見る人の価値観によって異なるものです。気持ち悪いと感じる人もいれば、むしろ魅力的に感じる人もいます。
では、なぜ一部の人が女装に対して「気持ち悪い」と感じるのでしょうか。
ボクはその理由が三つあると考えます。順番に考察していきますね。
①社会や性別の役割意識から
一つ目の理由は、社会や性別の役割意識からくるものであると考えます。
社会では、男性と女性はそれぞれ決まった社会的な役割を担うべきだと思われがち。
今は昔ほど明確に男女別の役割を求められてはいませんが、それでもまだ、男性は女性を守れる力強さを、女性は男性に守ってもらえるか弱さを必要とされる場面はたくさんありますよね。
子どもの頃から、男子はサッカーや野球など、男の子らしい力強い遊びを勧められてきますよね。洋服も青や黒といったカッコいいと思われている色が多く、可愛らしいピンクは避ける傾向があります。


男性は男性らしい振る舞いや服装をするべきだという規範を教えこまれてきます。そして、社会全体がその規範に支配されていくのです。
そのため、男性が女性の服を着て化粧をするという女装という行為が、その規範に反するとして、不自然だと感じられるんだと思います。
男らしさや女らしさに対する固定観念が強く影響して、性別を越えた男の娘という表現に対して、嫌悪感を抱くことに繋がっていくのではないでしょうか。
②恐れと違和感から
二つ目の理由は、恐れや違和感からくるものであると考えます。
人は自分の知っている範囲や価値観の外に出ることに対して、不安を感じる生き物。
初めて行く場所に、理由はわからないけど不安を感じて緊張してしまう……。なんてことはよくあることだと思います。知らないから不安を感じてしまうのです。
特に、「性別の役割」や「外見の規範」が強く定義されている場合には、その枠を越えることに対して拒絶反応が生まれることが多い。
そのため、女装する男性を見ると、ある種の予期しない、もしくは理解できない現象として捉え、「気持ち悪い」という感情が湧き上がるんじゃないでしょうか。
この感情は必ずしも悪意から出ているわけではなく、むしろ無意識的に反応している場合がほとんど。
男の娘自体を気持ち悪いと思っているのではなく、自分の常識の枠を越えた存在に拒絶反応が出ているだけなのです。
③メディアと文化的影響から
三つ目の理由は、メディアと文化的影響からくるものであると考えます。
メディアやエンターテイメント業界では、しばしば女装を「異常」として描くことがあります。その影響で、女装=気持ち悪いという認識が深まっているのではないでしょうか。
例えば映画やドラマでは、女装した男性がコメディ的な役割や変わった人物として描かれることがありますよね。
有名な「鬼滅の刃」のアニメでも、主人公の竈門炭治郎たちがコメディ的に女装をして、視聴者を笑わせるシーンがあります。


(引用:https://www.excite.co.jp/news/article/Nijimen_0000000000420380/)
こういった女装の立ち位置が、偏見を強化してしまうことがあります。
また、SNSやインターネットでも、女装をネタにしたジョークや風刺が行われているのをよく見かけますよね。
顔が見えない世界だからと、ネタにされている男の娘に対して、辛辣な言葉がたくさん投げつけられていることも。
ボクたちのまわりには、日常的に女装に対して見下すような情報が流れています。
このような情報が広がることで、女装に対する偏見が強化され、男の娘に対して「気持ち悪い」という感情が出てきてしまうのだと考えられます。
「男の娘は気持ち悪い」と口に出してしまう人に伝えたいこと
男の娘を見て、気持ち悪いと思うことを止める気はありません。
あなたの常識から生まれてきた自然な気持ちだと思います。
ボクたち男の娘が道端の小さな虫を気持ち悪いと思ってしまうように、あなたもボクたち男の娘を気持ち悪いと思ってしまうのかもしれません。
簡単には受け入れられない世界で、嫌われても仕方ないです。
女装する男性のことを、無理に受け入れてもらわなくても構いません。あなたに認めてもらえなくても、ボクたちは男の娘を続けることができるのですから。
ですが、その「気持ち悪い」という言葉を、口に出して言うことはしないで欲しい。
心無い言葉は、心をえぐります。
ボクはあなたの気持ち悪いという感情を否定しません。だからあなたも男の娘の存在を否定しないでください。
認めなくていいから、そっとしておいてください。
そしてどうか、男の娘を傷つける「気持ち悪い」という言葉を、ぐっと抑えてボクたちの耳に届かないようにしてほしいのです。
「男の娘は気持ち悪い」と言われて落ち込んでいる人へ
せっかく可愛く女の子の恰好をしているのに、「気持ち悪い」という言葉を投げつけられると、全てが台無しにされたように感じますよね。
自分の存在を否定されたようで、悲しい気持ちに支配されてしまいそうになります。
だけど、覚えておいてください。傷つきそうな時に思い出してください。
女装はあくまでも自己表現の方法の一つです。自分が心地よいと感じる服装やスタイルを選ぶことは、あなた自身の自由です。
街を歩けば、髪の長い人に短い人、スカートの人にズボンの人、様々な恰好をしている人たちがいます。みんなが自分で自由に選んで決めた格好です。
誰もが自由に選ぶ権利があります。男の娘も同じです。
他人がどう思うかではなく、自分がその服装やスタイルでどれだけ心地よく感じるかが一番重要。自分を表現できることに誇りを持ちましょう。
また、あなたを気持ち悪いと言う人は、古い固定観念に支配されている頭の固い人です。女装という新しい表現を理解できないなんて、もったいない人だと思います。
ボクには、人が傷つく言葉を平気で言える彼らの気持ちの方が理解できません。
そんな他人の気持ちがわからない人のために、あなたが傷つく必要など全くないのです。心が乏しい人の可哀想な言葉だと思ってサラッと受け流しましょう。
あなたは、あなたの好きなように男の娘を楽しんでください。
「男とはこうあるべきだ」という固定観念に悩んでいる人にオススメの本があります。


「女装して、一年間暮らしてみました。」は、男らしさを窮屈に感じた著者が、女装して生活する実験の記録が書かれた本。
初めての化粧・女子会・婦人科検診、そして妻へのカミングアウトなど、男性・女性の性差で悩むポイントの実践記録は、とても読み応えがあります。
「男とはこうあるべきだ」という固定観念が崩れていく過程が発見でき、新しい世界を知ることができる貴重な一冊です。ぜひ読んでみてください。



男の娘だからこそ見える世界を満喫しましょう!
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