
メイクをしても男らしい顔のままになってしまう……。どうしてかな?
せっかく頑張ってメイクしても、どこか男らしさの抜けない顔に困っている男の娘もいるのではないでしょうか?
過去のボクもそうでした。
女の子に人気のメイク方法を試しても、彼女たちのように可愛らしい顔つきにならないんですよね。ファンデーションもアイラインも、チークだって同じように塗っているはずなのに、どうしてなのでしょうか。
ズバリ!原因は眉毛です。
女性と男性では、眉毛の作りが全然違います。なので、女の子用に考えられた眉毛のメイク方法では、男であるボクたちには合わなくなってしまうのです。
男の娘に必要なのは、「女の子らしく見える眉毛の整え方」と「女の子らしく見える眉毛の書き方」です。
今回の記事では、女性と男性の眉毛の違いを説明しながら、男でも女の子らしい優しい眉毛が作れる方法を解説していきたいと思います。



女の子らしさは眉毛から。優しい眉毛を手に入れて、クオリティの高い男の娘になっちゃいましょう!
女性の眉毛と男性の眉毛の違い
女の子らしい優しい眉毛を作るために、まずは女性と男性の眉がどのように違うのかを説明していきますね。
下の写真をご覧ください。




二枚とも目元を写していますが、どちらかが女性でどちらかが男性の写真です。案外、目元だけでも性別を見分けるのは難しくないと思います。
多くの人は、一枚目が女性で二枚目が男性だと判断したのではないでしょうか。そうです、ご想像の通りで間違いありません。
では、今度は眉毛だけ隠して二枚の写真を見比べてみてください。



…意外と、女性か男性か区別がつかなかったりしませんか?
一枚目の女性の写真は薄くて細めの眉をしているのに対して、二枚目の男性の写真は濃くて太めの眉をしていますよね。女の子で、こんなにもはっきり主張する眉毛の形をしている人は滅多にいません。
人間は、無意識のうちに過去自分が見てきた記憶をたどり、対象物が何であるか判断するといわれています。
猫を見て猫だと判断するのも、犬を見て犬だと判断するのも、自分の過去の基準と照らし合わせて瞬時に行っています。もし猫のような尻尾を持った犬を見かけたら、一瞬で違和感を感じるはず。
相手の性別も、このように過去自分が見てきた女性と男性の基準と比べて判断しています。
濃くて太い眉毛をしている記憶の多くは、対象の相手が男性です。だから、例え女の子向けのメイクをしていても、濃くて太い眉毛をしていたら男らしい顔だと思わせてしまうのです。
女の子らしく見える眉毛の整え方
では、女の子らしく見える眉毛に整えるためには何をすればよいのか?
答えは簡単、細く薄い眉毛を作ればいいだけです!
眉毛の写真を見たら分かるように、女性と比べて男性の眉毛は、想像以上に凛々しくしっかりとしたシルエットになっています。
眉毛が強く主張しないようにするだけで、一気に女の子らしい印象に近づけることができますよ。
女の子のような細くて薄い、優しい眉毛にするために必要な道具は
- 眉毛テンプレート
- アイブロウ
- 毛抜き
- コーム
- 眉用ハサミ
の5点です。
これらの道具を使いながら、眉毛を整えていく方法を解説していきますね。
手順1:眉毛テンプレートで理想の眉毛を書く
眉毛テンプレートというものをご存知ですか?
眉毛を整える必要があると言われても、処理に慣れていないと、どこを残してどこをなくすのか自分で判断するのは難しいですよね。
そんな人のために、理想の眉毛の形が簡単にわかる眉毛テンプレートという便利なアイテムがあります。


この眉毛テンプレートを自分の眉にあてて、アイブロウで理想の眉毛を書いてください。全体を描くのではなく、眉毛の少ない部分に足すようなイメージをすると書きやすくなりますよ。


アイブロウで書いたところが、お手入れの時に残す部分になります。
手順2:アイブロウからはみ出している毛を抜く
アイブロウからはみ出している毛を毛抜きで抜いていきます。
毛を抜く時は、生えている方向に沿って抜くと痛みが少なくスムーズにできます。また、まとめて抜くのは肌の負担にもなりますので、一本一本地道に処理を行っていってください。
毛を抜くのが面倒…という人は、カミソリで剃って処理する方法もあります。
ただ、カミソリは短時間で楽に処理できるメリットはありますが、半面、根元の毛が肌に残って毛抜きより雑な仕上がりになるデメリットは覚えておいてください。



時間に余裕のある人は、毛抜きの方が美しい仕上がりになるのでオススメです。
手順3:長い眉毛をカットする
コームと眉用ハサミを使って、長い眉毛を切っていきます。


利き手で眉用ハサミを、反対の手でコームを持ち、眉毛をとかしながらアイブロウで書いたラインからはみ出る毛をカットします。
ポイントは、全体を一気に通すのではなく、眉頭・眉山・眉尻と場所ごとにコームを通し直すことです。
実は眉毛って、部位によって生えている量や向きが違うんです。なので、均等に整えていくためには、毛流れを意識することが重要になってきます。
眉頭は下から上、眉山は斜め横、眉尻は上から下の毛流れです。


上のイラストにある矢印の方向を意識しながら、それぞれの部位にコームを入れ直し、はみ出た部分をカットしていくようにしましょう。
面倒に感じるかもしれませんが、この工夫をすることで均等で綺麗な眉の仕上がりになりますよ。



ここまで眉毛を整えることができれば、女の子らしい眉毛の下準備はバッチリです!
「眉毛テンプレート」「毛抜き」「コーム」「眉用ハサミ」は、嬉しい4点セットでお得に買えるものがあるので、必要な人はチェックしてみてくださいね。
ネットショップの口コミでは、コスパがよいと支持をされている商品です。


女の子らしく見える眉毛の書き方
眉毛を整え終わったら、メイクで可愛らしく完成させましょう。
すでに眉毛の基本となる形ができているため、難しいことはありません。茶色系のアイブロウパウダーを眉毛にふわっと乗せるだけです。


よく男の娘で鉛筆のようなペンシルタイプのアイブロウを使う人がいますが、ボクはアイブロウパウダーを使うことをお勧めします。
なぜなら、比較的しっかり眉毛が残っている男の娘に対して、ペンシルタイプのアイブロウは、男っぽい濃くて太い仕上がりになってしまいがちだから。
また、色は黒よりも茶が良いと思います。黒は重たい印象になり、こちらも男らしい眉毛の印象を与えてしまいます。
アイブロウパウダーの具体的な乗せ方は、下のイラストをご参照ください。


イラストのように、アイブロウパウダーの3色を、眉頭から眉尻にかけて徐々に濃くなるように乗せていきます。
アイブロウは、1色だけだとハッキリしたラインになり、存在感が強くなってしまいます。しかし、3色でグラデーションを作り出すことにより、ふんわりした眉毛にすることができるのです。
濃い色を眉尻に、中間色を真ん中に、薄い色を眉頭に使用してグラデーションを作れば、女の子のような優しい眉毛の出来上がりです!
眉毛をカットしたくない人のごまかし方
眉毛をカットして整えることが女の子らしい眉毛に繋がると分かっていても、学校や仕事の関係でできない人もいるかと思います。
そんな人は、前髪で隠してごまかしましょう。


前髪のボリュームを増やして重めにすれば、眉毛が見えにくくなって不自然さを軽減させることができます。
女装の時に使用するウィッグ(昔で言うカツラ)には、前髪が重めのタイプもたくさんあるので、必要な人は探してみてください。
ウィッグの選び方が分からない人には、こちらの記事が理解しやすくてオススメですよ!


男の娘の眉毛の整え方は?まとめ
男の娘がメイクをしても男っぽさが抜けない原因は、眉毛の太さと濃さです。
女の子のようなふんわりした優しい眉毛を作るためには、「眉毛テンプレートを参考に眉毛を整えること」と「アイブロウパウダーをグラデーションで乗せること」が大切です。
きちんと眉毛の形を整え、メイクをすれば、たちまち可愛らしい女の子のような印象を与えることができます。
男らしく見えてしまう原因は眉毛。逆に言えば、眉毛さえ正しく作れば女の子らしくなれるんです。
面倒に感じてしまうかもしれませんが、眉毛にも手を抜かないような頑張りが、完成度の高い男の娘へ繋がっていく道だと思います。
とはいえ、生活上の理由から、眉毛を整えられないこともあるかと思います。そんな時は、ウィッグや地毛で前髪にボリュームを出してカバーしてくださいね。



女の子らしい顔の自分を見ると、テンションが爆上がりしますよ♡
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