
レディーススーツを着てみたいけど、男っぽさが目立ってしまいそうで挑戦できない……。
レディーススーツに興味はあるけど、なかなか着れないでいる男の娘はいませんか?
スーツ、しかも女物の華奢な作りのデザインとなると、体のラインがしっかりと出るので、男性っぽさが目立って似合わないんじゃないかと不安になりますよね。



でも、レディーススーツへの憧れを諦める必要はありません!
一見、男の娘には着るのが難しそうに感じられるレディーススーツ。だけど実は、思っているよりもずっと着用するハードルが低いんですよ。
コツさえおさえておけば、男らしい不自然さを出さずに、カッコいいスーツ姿の女性に変身することができます。
ポイントは、レディーススーツを「肩幅とウエストに合わせて選ぶ」こと、そして「女性らしく見えるアイテムを取り入れる」ことです。
今回の記事では、レディーススーツを自然に着こなす秘訣を、分かりやすく書いていきます。初心者でも挑戦しようと思える自信につながる記事なので、ぜひ読み進めてくださいね。
レディーススーツとメンズスーツの違い
レディーススーツに挑戦するために、まずはメンズスーツとの違いを把握して、美しく着こなせるようにしていきましょう。
同じスーツと呼ばれる服でも、女物と男物では大きな違いがあります。
レディーススーツの基本は「女性らしいラインを出す」こと。ただメンズスーツのパンツをスカートに変えるだけでは、レディーススーツにはなりません。
下の表は、レディーススーツとメンズスーツの構造の違いをまとめたものです。
項目 | レディーススーツ | メンズスーツ |
---|---|---|
デザイン | 曲線的でくびれがある | 直線的 |
肩の設計 | 丸みを帯びていて狭め | 角ばっていて広め |
お尻の設計 | 強調されている | まっすぐで少し余裕がある |
袖丈・着丈 | 短め | 長め |
普段着ている男物のスーツでも、割とピッタリしている着用感を感じている人もいるかと思います。ですが、女性用に作られたスーツは、もっと体にフィットするタイトな設計になっています。



体に密着する設計が女性らしいラインを生み出し、カッコよさやセクシーさを演出してくれるんですね。
男の娘の体型に合ったレディーススーツのサイズの選び方
レディーススーツとメンズスーツの違いを理解したところで、次は実際に自分の身体に合うサイズの選び方を説明していきます。
一般的に、女性よりも骨格がしっかりしている男性は、メンズスーツを買う感覚でレディーススーツを選ぶと、サイズが合わずに失敗してしまうことも少なくありません。
女性と男性の体つきを表した下の絵を見てください。


女性は肩幅が狭く、ウエストもキュッと締まっています。一方、男性は肩幅が広く、ウエストもくびれが少なくなっています。
このように、女性と男性では、そもそもの体つきが違ってくるので、身長や体重だけではサイズが判断できません。スーツを買う際には注意が必要になります。
ポイントは「肩幅とウエストに合わせて選ぶ」こと。
具体的に説明していきますね。
肩幅に合わせる
肩幅は、ジャケットのサイズに直結する重要なポイントです。
レディーススーツは、メンズスーツに比べて肩幅の狭い設計が一般的なため、ジャストサイズかワンサイズ上を目安に選ぶとフィットしやすくなります。
ジャケットの肩幅が小さいと、ピチピチで苦しそうな着用感になってしまいます。それなら大きめにすればいいかというと、今度はブカブカでジャケットに着られてしまっている印象になるので、肩幅にあったサイズを選ぶようにしてください。
ウエストに合わせる
ウエストは、スカートやパンツといったボトムスのサイズだけではなく、シルエットに影響する重要なポイントです。
小さすぎても大きすぎても身体にフィットせず、美しく着こなすことができません。
また、レディーススーツ用のスカートやパンツは、お尻と太ももに密着する作りになっています。お尻や太もものサイズに不安のある人は、ワンサイズ上のものを選ぶと安心です。
なお、肩幅とウエストの採寸方法は、下の絵を参考にしてください。


上下でサイズが違う場合はどうするの?



ジャケットは11号が、スカートは13号がピッタリなんだけど、上下でサイズが違う時は、どっちに合わせて選べばいいの?



ジャケットとボトムス(スカートやパンツ)をセパレート販売しているブランドで、別々に買えばいいですよ!
基本的に、レディーススーツはジャケットとボトムスがセットで販売されていることが多いです。
でもそれだと、肩幅やウエストに合わせて選ぶ男の娘の場合、ジャケットはピッタリなのに、スカートやパンツのサイズが合わない…なんてことも少なくないかと思います。
そんな時は、ジャケットとボトムスを別々に販売しているブランドを選び、それぞれ自分に合った別のサイズを購入すれば解決です。
案外女性も、セパレート販売しているブランドで、上下違ったサイズを購入していたりします。
ネットショップで「レディーススーツ 上下サイズ別」と検索すれば、ジャケットとボトムスで別のサイズが買える商品が出てきたりしますよ。


レディーススーツの下に着るブラウスの選び方
自分の身体にピッタリ合うレディーススーツが見つかったら、次に必要なのは下に着るブラウスです。
ジャケットの下に隠れるからといって、手抜きをしてしまうような油断は禁物。胸元から見えるブラウスは、全体の印象を大きく変えるのでしっかりと選びましょう。
ここでは、「①クール」「②キュート」「③セクシー」な印象を与えてくれるブラウスのタイプについて、実物の写真を挙げながら具体的に説明していきたいと思います。
①クールな印象:シャツブラウス
「シャツブラウス」は女性のブラウスの定番です。


(引用:Add Rouge)
襟や袖部分がワイシャツのようなデザインになっているので、中性的な魅力があります。
すっきりしたデザインの分、ピシッと決まってクールな印象を出してくれます。カッコよくレディーススーツを着こなしたい人に適したブラウスです。
②キュートな印象:フリル・リボン付きブラウス
「フリル・リボン付きブラウス」は、女性らしさが強いブラウスです。


(引用:RIOMARU)
フリルやリボンが女性らしさをアップさせてくれる魅力があり、ヒラヒラした素材が、キュートな雰囲気を作ってくれます。
可愛くレディーススーツを着こなしたい人にオススメなブラウスです。
③セクシーな印象:とろみ素材ブラウス
「とろみ素材ブラウス」は柔らかく流れるようなデザインのブラウスです。


(引用:FELMER)
ふわっと柔らかいシルエットが、おとなの女性の魅力を引き出してくれます。
柔らかい素材で、胸や腰のラインがふわっと見えるため、見る人をドキッとさせたりします。着るだけで上品な色気が出せる魔法のようなブラウスです。



自分のなりたいイメージに近いブラウスを選んでくださいね!
コルセットでより美しい着こなしをしよう
レディーススーツと下に着るブラウスの用意はバッチリですね。そのまま着用してもよいのですが、さらに美しく着こなす手助けをしてくれる心強いアイテムがあります。
ズバリ、くびれを作ることができる補正下着の「コルセット」です。
コルセットは体を引き締め、ウエストラインを強調するために使われる補正下着です。ウエストまわりをギュッと縮めて、一瞬でくびれを作り出してくれる優秀さがあります。
レディーススーツは、くびれがあるのとないのとでは、見た目の綺麗さが格段に違って見えます。優雅にカッコよく着こなしたい男の娘には、コルセットが必需品です。


コルセットはレディーススーツを着用する時だけではなく、普段の女装からコスプレ女装まで、様々な場面で使える便利なアイテムなので、一着持っていると美しさの幅が広がるのでオススメですよ。
コルセットについては、くびれの作り方の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考にしてもらえたら嬉しいです。


レディーススーツにオススメの小物3選
綺麗なボディラインで、美しくレディーススーツを着こなすだけでも十分かもしれません。
ですが、スーツ姿にピッタリな小物を使いこなすと、さらにクオリティが高くなり、グッと女性らしさが上がるのでオススメです。
ここでは、レディーススーツを着る時に完成度をアップさせてくれる3つの小物「①ストッキング」「②アクセサリー」「③ハイヒール」を紹介します。
それぞれ、具体的なアイテムを挙げながら特徴を紹介していきたいと思います。
①ストッキング
ストッキング(別名:パンスト)は、レディーススーツのスカートを履く際に欠かせないアイテムです。
ストッキングの嬉しい効果は以下の3点。
- 肌の色を整える
- ムダ毛と毛穴を目立たなくする
- 脚のラインを綺麗に見せる
パンツスーツの場合、足元は少ししか見えないので、そこまで必要ないかもしれません。ですが、スカートを履く場合は、膝から下の脚が見えるので、素足のままだとみすぼらしい印象を与えてしまいます。
ストッキングは履くだけで一気に脚が綺麗になるので、ボクの一押しアイテムです。



スカートタイプのスーツを着ている女の子で、ストッキングを履いていない子は見たことがありません。


自然な可愛らしさを出したい時には肌色に近いベージュが、上品なセクシーさを出したい時にはブラックがピッタリな色です。
ストッキングの選び方や履き方については、別記事で詳しく解説しています。こちらの記事は初心者にもわかりやすい内容になっているので、参考にしてみてください。


②アクセサリー
イヤリングやネックレスといったアクセサリーも、レディーススーツ着用時には女性らしさをアップさせてくれるアイテムです。
とはいえ、キッチリした印象のあるスーツなので、派手すぎるアクセサリーは注意が必要です。あまり華美なものだと、夜のお店で働くお姉さんのような心証を与えてしまいます。
ボクのオススメは一粒ダイヤモンドのようなワンポイントネックレスです。


(引用:Jewelry Market)
胸元にキラリと光るネックレスが、さりげなく女性らしい可憐さを上げてくれます。
ブラウスの胸元をあまり開けて着ない場合は、ネックレスが見えなくなってしまうので、代わりにイヤリングをつけて魅力をアップさせることができます。
ネックレス同様、イヤリングも控えめなデザインにすると、上品な魅力を出すことができるのでオススメです。


③ハイヒール
できる女性を演出するには、ハイヒールが最適なアイテムです。
オシャレは足元から。せっかくスーツを美しく着こなしても、足元がごついと男性感が出て台無しになってしまいます。ハイヒールでしっかり決めて、上品で優雅な女性を目指しましょう。


ハイヒールは幅が狭く、小さめに作られているデザインが多くなっています。一般的に女性より足がガッシリしている男の娘が履く場合、幅広タイプを選ぶとゆとりができて安心です。
また、ヒールの高さに慣れていない場合、最初は5cm程度の低めのタイプから履く練習をしてみてもいいかもしれませんね。
ヒールがある靴を選ぶだけで、格段に女性らしさが上がるので、一度は履いてみてはどうでしょうか。



どの小物も手軽に女性らしさを上げることができるので、いろいろ試してみるとコーデの幅が広がって面白いですよ!
男の娘がレディーススーツを着こなすには?まとめ
レディーススーツは着こなしのポイントさえおさえておけば、男の娘でも美しく着ることができる衣装です。
全体的にメンズスーツよりもタイトな設計になっているレディーススーツのサイズは、「肩幅とウエストに合わせて選ぶ」ことが大切です。
ジャケットとボトムスでサイズが違う場合、別々に購入できるブランドで自分にピッタリあうものを選ぶこともできます。
レディーススーツは体のフィット感が命。ピチピチでもガバガバでも残念な仕上がりになってしまうので、体型に合うサイズを選べるようにしてください。
より美しいボディラインを作りたい人には、補正下着のコルセットがオススメです。コルセットで作るくびれは、見る人を魅了するシルエットを演出してくれます。
また、全体の印象を大きく変えるブラウスだけではなく、ストッキングやアクセサリー、ハイヒールなどの小物を足すことで、女性らしさをプラスして洗練された着こなしを目指しましょう。



今回の記事を参考に、可憐でカッコいいスーツ姿の女性に変身しちゃいましょう♡
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